製作実績 Production

軽量で加工しやすいアクリル素材は、機械装置のコントロールパネルに適した特性を持っている。特に複雑なデザインや多色表示が求められる場面では、UV印刷との相性が良く、高精細な表示を実現できる点が評価されている。透明感のある仕上がりや曲げ加工への対応など、自由度の高いパネル設計が可能であるため、製品の外観や操作性に直結する部位で多く採用されている。 UV印刷では、LED光でインクを硬化させるため、アクリル表面への密着性が高く、剥がれにくい印刷が可能である。また、インクの発色も良く、フルカラー印刷やグラデーションなども対応できるため、視認性の高い表示を実現する。小ロットのオーダーにも対応しやすく、試作品の段階から設計に沿ったパネル製作が可能である。 機械のコントロールパネルには、操作スイッチやランプ表示、注意マークなど様々な情報が記載される。UV印刷により、これらの情報を耐久性の高い状態で表現することができ、日常使用や清掃作業などの摩耗にも強い。耐候性にも優れ、屋内外を問わず使用可能である点も、アクリルとUV印刷の組み合わせが選ばれる理由の一つである。 富山プレートでは、レーザーカットによるアクリルの成形と、UV印刷による高精度な表示を一貫して対応している。用途に応じた形状や取付穴の加工、また印刷内容の多言語対応にも柔軟に対応可能である。コントロールパネルの見た目や機能性を高めるには、アクリル＋UV印刷の組み合わせが最適解の一つとなる。