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配電盤・制御盤に使われる樹脂銘板とは?素材と加工方法を解説

配電盤・制御盤に使われる樹脂銘板とは?素材と加工方法を解説
配電盤や制御盤には、操作方法の案内・警告表示・回路番号など、さまざまな銘板が取り付けられています。これらの銘板には、電気絶縁性・難燃性・耐薬品性といった性能が求められるため、素材の選定が非常に重要です。本コラムでは、配電盤・制御盤向けの樹脂銘板について、素材の種類と加工方法を詳しく解説します。
なぜ配電盤に樹脂銘板が使われるのか
配電盤や制御盤の内部は電気が流れており、金属素材の銘板では導電リスクが生じる場合があります。一方、樹脂素材は非電導性・電気絶縁性に優れたものが多く、安全面から配電盤まわりの銘板に広く採用されています。また、樹脂はフルカラー印刷や複雑な形状への加工がしやすく、操作パネルの視認性向上にも貢献します。
配電盤向け樹脂銘板に使われる主な素材
一口に樹脂銘板といっても、素材によって特性は大きく異なります。用途・使用環境に合わせた素材選びが重要です。
- ベークライト:非電導性に優れ、電機関連の工業用部品に古くから使用されている素材。ただし割れやすく、水に弱い点に注意が必要。
- PET(ポリエチレンテレフタレート):電気絶縁性に優れており、配電盤内部の表示板として適している。飲料用ペットボトルと同じ素材。
- 塩ビ(ポリ塩化ビニル):難燃性・柔軟性に優れており、割れにくい。水に強く屋外用途にも対応可能。インクの密着性が高くUV印刷との相性も良好。
- ポリカーボネート:耐衝撃性・耐久性・透明度に優れた素材。衝撃や振動が加わりやすい環境にも対応できる。
- アクリル:透明感が高く加工しやすい素材。見栄えの良いパネルや銘板に向いているが、塩ビに比べると硬く割れやすい一面もある。
樹脂銘板の主な加工方法
配電盤向け樹脂銘板の加工方法には以下の種類があり、素材や求める仕上がりに応じて最適な方法を選択します。
- UV印刷(インクジェット):フルカラー対応。アルコール・シンナー等への耐性があり、操作パネルの文字・図記号の印刷に適している。
- 切削加工:金属製の刃で文字や溝を彫刻する。墨入れを施すことで視認性をさらに高めることが可能。
- レーザ彫刻:CO2レーザ加工機による切断・彫刻を一括で行える。文字の溝にインクを充填することもできる。
樹脂カバーとしての活用事例
富山プレートでは、銘板の製作だけでなく、配電盤内部に取り付けるオーダーメイドの樹脂カバーも製作しています。塩ビやポリカーボネートなど用途に合わせた素材を使用し、ビス穴加工や複雑形状への対応も可能です。切削面の仕上げも美しく、精度の高い加工を実現しています。
取り付け方法について
樹脂銘板の取り付けは、用途や設置場所に応じて以下の方法から選択できます。
- 接着紙による貼り付け:耐薬・耐油・耐水性能を持つ接着紙を裏面に取り付け、工具不要で設置が可能。
- ビス穴加工によるねじ止め:振動や衝撃が多い環境でもしっかり固定できる。配電盤や制御盤への取り付けに多く採用される方法。
まとめ
配電盤・制御盤まわりの樹脂銘板は、安全性・視認性・耐久性のバランスが重要です。「どの素材が適しているか分からない」「既存のパネルをリニューアルしたい」といったご相談にも、富山プレートでは豊富な納品実績をもとに最適な素材・加工方法をご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。