お知らせ News
金属のレーザー刻印を施す際忘れてはいけないこと

金属へのレーザー刻印で失敗しないために
金属へのレーザー刻印は非常に精密な作業です。工業銘板や名札、アクリル製のものとは異なり、金属特有の熱伝導や反射性により、刻印結果が大きく左右されることがあります。例えば、文字がにじむ、深く掘りすぎてしまうなどのトラブルは、設計段階での注意不足や素材の特性を無視した加工条件の設定によって発生します。これらの課題を回避するためには、素材に合ったレーザー出力とスピードの適正なコントロールが不可欠です。
素材別の注意点と加工の最適化
レーザー刻印の際には、対象素材に応じたアプローチが必要です。例えば、ステンレスは黒色マーキングが可能ですが、同じ出力でアルミに刻印を行うと深掘りしすぎてしまうことがあります。真鍮や銅なども同様に、それぞれの反応性に基づいた調整が重要です。富山プレートでは、ステンレス、アルミ、真鍮、鉄、銅、チタンなど多種多様な素材に対応しており、板厚0.01mmからの精密加工が可能です。
レーザーエッチングとインク充填方式の選び方
用途に応じた見やすさを確保するため、レーザーエッチング後にインクを充填する方式も選択できます。これは特に、工業用の銘板や名札など、視認性が求められるシーンで有効です。富山プレートでは、素材と使用目的に応じて、レーザーの種類やインクの色も含めて最適な提案を行っています。
加工機の種類と特徴
- 澁谷工業 SPF2305A型:薄板精密加工に対応し、CCDカメラによる位置検出で高精度カットが可能。
- キーエンス MD-X2520:3次元制御が可能なハイブリッドレーザマーカ。非鉄金属へのエッチングが得意。
- トロテック ファイバーレーザー:SUS、アルミ、チタンなどへの彫刻が可能。特にバリの少ない加工が特徴。
これらの設備により、仕様用途に合わせた刻印や加工が可能です。
富山プレートの強みと提案力
創業50年を超える経験と実績を持つ富山プレートは、ただ加工を行うだけでなく、素材、用途、デザイン、予算に応じた提案を行う点が評価されています。PL法に準拠した工業用ピクトグラムの使用や、ステンレスでの黒色印字なども対応可能です。支給材への刻印も可能で、オーダーメイド対応力の高さが大きな強みです。
導入事例と活用シーン
- 工業用銘板としての使用(電気盤・制御盤)
- 名札(企業・学校・公共機関向け)
- 金属製プレート(記念用、ラベル、銘板)
- アクリル銘板(2層式アクリルにレーザーエッチング)
- 高級オーディオパネルへの刻印など、多岐にわたる用途に対応
まとめとこの記事の要点
- 金属へのレーザー刻印は素材特性を考慮した設計が不可欠
- 富山プレートは板厚0.01mmから対応可能な高精度加工技術を保有
- 用途に応じたエッチング・インク充填の組合せで視認性を確保
- 豊富な加工機と提案力で多様なニーズに応える
- オーダーメイド対応、支給材刻印も可能
お問い合わせ