工作機械メーカーに選ばれる理由——部材へのダイレクトマーキングとは

工作機械メーカーに選ばれる理由——部材へのダイレクトマーキングとは

工作機械には、操作パネルの文字や警告表示、シリアルナンバーなど、機械の安全な運用を支える多くの表示が必要です。これらの表示方法として、シールや印刷ラベルが広く使われてきましたが、近年は部材に直接レーザで刻印する「ダイレクトマーキング」への注目が高まっています。今回は、シールとの違いを交えながら、ダイレクトマーキングの有能性をご紹介します。

シール・ラベルが抱える課題

シールやラベルは手軽に貼り付けられる反面、工作機械のような過酷な使用環境では様々な問題が起きやすい方法でもあります。主な課題は以下の通りです。

  • 切削油や洗浄液で接着力が低下し、端から剥がれる
  • 摩擦や擦れによって文字・図柄が消える
  • 熱や紫外線で素材が劣化し、ひび割れや変色が起きる
  • 剥がれかけたシールがオペレータに見えにくくなり、誤操作のリスクにつながる

パネルや警告ラベルの文字が擦り切れたり、目盛りが削れたりして見えにくくなっていませんか?事故などを防ぐ観点からも、表示の耐久性は重要な課題です。

ダイレクトマーキングが選ばれる4つの理由

1. 消えない印字

レーザマーキングは、素材の表面を溶かす・焦がす・酸化させるなどの方法で直接印字します。シールのように「はがれる」「消える」という問題が構造上発生しません。一度刻印した文字やQRコードは、機械の寿命まで読み取り可能な状態を維持します。

2. 油・水・薬品に強い

切削油や冷却水が飛び散る工作機械の現場でも、部材と一体になった刻印は影響を受けません。ステンレスや鉄などの金属素材への刻印は、にじみもなく鮮明に仕上がります。スケール・目盛りへの刻印においても、油や水に強く過酷な環境での使用が可能です。

3. 高精度・多様な表示に対応

高精度なレーザマーカーにより、目盛りや小文字はもちろん、QRコードやシリアルナンバーまで精度高く滲みなく印字できます。指定箇所へのピンポイント照射が可能なため、小さな部品や複雑な形状にも対応します。

4. 支給材料への対応も可能

お客様から部材をお預かりして刻印する「支給材対応」も承っています。すでに製作済みのナットや金属部品へ、製造番号やQRコードを後工程で追加したいというニーズにも柔軟に応えます。

こんな用途に活用されています

  • 操作パネルのスイッチ名称・ON/OFF表示
  • 警告・注意表示(PL法対応)
  • 製造番号・型番・シリアルナンバー
  • QRコードによるトレーサビリティ管理
  • スケール・目盛りの刻印

富山プレートでは、工作機械メーカーをはじめ、船舶関連・鉄道関連・制御盤メーカー・半導体製造装置メーカーなど、多くの製造業のお客様へダイレクトマーキングを提供しています。

まとめ

シールやラベルは初期コストが低く手軽ですが、剥がれ・消え・劣化といった長期的なリスクがあります。一方、ダイレクトマーキングは初期加工こそ必要なものの、メンテナンスフリーで長期間にわたり視認性を保ちます。安全性・耐久性・トレーサビリティを重視する工作機械の部材表示に、ぜひダイレクトマーキングをご検討ください。

ご相談・サンプル対応も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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