技術コラム Column
銘板の入稿データ完全ガイド|Illustrator・DXF・Excel・手書きスケッチからの依頼方法

銘板の入稿データ完全ガイド|Illustrator・DXF・Excel・手書きスケッチからの依頼方法
銘板やネームプレートを発注したいけれど、「どんなデータで渡せばいいのか分からない」「デザインデータを作れる人が社内にいない」とお悩みではないでしょうか。実は、銘板の発注に必ずしも完成されたデザインデータは必要ありません。富山プレートでは、Illustratorデータからエクセル、手書きのスケッチまで、お客様の状況に合わせた入稿方法に対応しています。
このコラムでは、入稿データの種類ごとの特徴と、データ作成時に気をつけたいポイントを解説します。
入稿方法は大きく4パターン
① Illustrator(AI)データ
デザインが確定している場合に最もスムーズな入稿方法です。文字の書体・サイズ・配置がそのまま再現でき、レーザ加工用の外形線や穴位置も同じデータ内で指定できます。
入稿時のポイントは次のとおりです。
- 文字のアウトライン化:フォントの置き換わりを防ぐため、テキストはアウトライン化してください
- 原寸での作成:仕上がりサイズの原寸で作成いただくと、拡大縮小による誤差を防げます
- 外形線・穴位置の明示:カットライン・ビス穴の位置は本文と別のレイヤーや色で分けると確実です
② CAD図面(DXFなど)
設計部門で図面を扱っている企業様なら、CADデータでの入稿が便利です。外形寸法・穴位置・刻印位置を正確に伝えられるため、機械部品に取り付ける銘板や、寸法公差が重要な精密加工に向いています。
③ Excel(エクセル)データ
「デザインソフトは使えないが、記載内容は決まっている」という場合は、エクセルでの入稿が可能です。記載したい文字や番号を一覧にしていただければ、当社でレイアウトを起こしてご提案します。
特に連番の製造番号プレートや、内容が1枚ずつ異なる多品種の銘板では、エクセルの一覧表がそのまま製作データの元になるため効率的です。また、富山プレートではエクセルのデータからQRコードへの変換にも対応しています。URLや管理番号のリストをお送りいただくだけで、QRコード銘板として製作できます。
QRコード銘板の製作|エクセルデータから作る高耐候マーキング
④ 手書きスケッチ・現物・写真
「イメージ図しかない」「古い銘板を作り直したいがデータがない」という場合もご相談ください。手書きのラフスケッチや現物、写真をもとに、当社でデータを起こして製作できます。文字が擦り切れた既存銘板のリニューアルも、現物からの複製が可能です。
銘板リニューアルのすすめ|劣化した銘板・警告ラベルの作り直し
入稿前に決めておきたい3つのこと
データ形式にかかわらず、次の3点が決まっているとお見積り・製作がスムーズに進みます。
- サイズと数量:仕上がり寸法(縦×横)と必要枚数。サイズ未定の場合は取り付け場所の寸法をお知らせください
- 使用環境:屋内か屋外か、油・水・薬品がかかるか、といった環境情報。最適な素材と加工方法のご提案に必要です
- 取り付け方法:ビス止めか両面テープ(接着紙)か。ビス穴の要否や粘着材の種類が変わります
素材や加工方法が未定でも問題ありません。用途と環境をお伺いしたうえで、レーザマーキング・メタルフォト・UV印刷などから最適な仕様をご提案します。素材選びの考え方は、こちらのコラムをご参照ください。
「変わる部分」がある銘板もデータ次第で効率化できます
社名板や機械銘板では、製造年月日や製造番号など、1枚ごとに内容が変わる箇所があります。富山プレートでは、共通部分を先に製作し、変化する番号部分だけを後工程でレーザ刻印する方法にも対応しています。可変部分をエクセルの一覧でご支給いただければ、多品種でも効率よく製作できます。
まとめ
銘板の入稿は、Illustrator・CAD図面といった完成データだけでなく、エクセルの文字一覧や手書きスケッチ、現物からでも可能です。大切なのはデータの完成度よりも、「サイズ・数量」「使用環境」「取り付け方法」という基本情報です。
富山プレートは創業46年の銘板専門メーカーとして、データ作成の段階からお客様をサポートしています。「こんな資料しかないけど大丈夫?」という状態で構いませんので、富山県上市町の富山プレートまでお気軽にご相談ください。