エンコーダ用精密パターン加工|ビーム径40μmファイバーレーザのオーダーメイド製作

エンコーダ用精密パターン加工|メタルフォト×ビーム径40μmファイバーレーザのオーダーメイド製作

回転角度や位置を検出するエンコーダには、スリットやスケールといった微細なパターンが刻まれた円板・プレートが欠かせません。しかし「試作用に少量だけ欲しい」「既製品にないパターンで作りたい」となると、対応できる加工先は限られます。富山プレートでは、感光性アルミ素材「メタルフォト」とビーム径40μmのファイバーレーザ加工を組み合わせ、精密かつ高耐候性のアルミ製エンコーダをオーダーメイドで製作しています。

このコラムでは、エンコーダ用パターンに求められる精度と、当社の加工技術・製作の流れをご紹介します。

エンコーダとは?パターン精度が性能を左右する部品

エンコーダとは、モーターの回転角度や機械の移動量を検出するためのセンサー部品です。円板やプレートに刻まれたスリット(細かな切り抜き)や目盛りパターンを光学的・磁気的に読み取ることで、位置や速度を高精度に把握します。

読み取りの分解能はパターンの細かさと正確さに直結するため、エンコーダ用の円板・スケールには極めて高い加工精度が要求されます。パターンの幅やピッチにわずかなズレやバリがあるだけで、検出誤差の原因になります。

富山プレートのエンコーダ製作の特徴

ビーム径40μmのファイバーレーザによる超微細加工

富山プレートでは、ビーム径40μm(0.04mm)の微細ファイバーレーザ加工機を導入しています。人間の髪の毛(約80μm)の半分以下という細さのレーザで、エンコーダに必要な微細スリットや細密パターンを、バリのないシャープなエッジで切り抜きます。

金型やトムソン型を使わないレーザ加工のため、試作1枚からの小ロット製作や、パターン変更を伴う設計検討段階のご依頼にも柔軟に対応できます。

メタルフォトによる高解像度・高耐候性パターン

パターンの印字部分には、感光性アルミ素材「メタルフォト」を使用しています。メタルフォトは写真と同等の高い解像度で微細なパターンを表現でき、印字層がアルミの陽極酸化皮膜内に封じ込められているため、摩耗や薬品、温度変化に強いのが特長です。

精密なパターン表現と長期の耐久性を両立できることから、産業機器のセンサー部品に適した素材です。メタルフォトの仕組みは、こちらのコラムで詳しく解説しています。

メタルフォトとは?耐用年数25年の高耐候性アルミ銘板を解説

エンコーダ用ディスクの製作例

対応素材とスペック

エンコーダ・精密パターン加工の対応範囲は以下のとおりです。

  • 素材:メタルフォト(アルミ)のほか、ステンレス、アルミ、すず、真鍮、銅、チタンなどの非鉄金属
  • 板厚:0.01mm〜2mm(真鍮は1.2mm、銅は1.0mmまで)
  • ワークサイズ:最大500×500mm
  • 加工内容:スリット切り抜き、外形カット、目盛り・文字・QRコードのマーキング

スリットの切り抜きと外形加工、パターン印字までを一貫して行えるため、図面データから完成品まで社内で対応可能です。

こんなご要望にお応えします

  • 試作・開発段階で、少量のエンコーダ円板を短納期で用意したい
  • 既製品にない独自ピッチ・独自形状のパターンで製作したい
  • 屋外や過酷な環境でも劣化しにくい高耐候性のエンコーダが必要
  • 生産終了した装置の補修用に、現物からの複製を検討している

富山プレートはオーダーメイド製作を基本としているため、様々な業界の企業様に納品実績があります。図面(DXF・Illustratorなど)をご支給いただければお見積りしますし、仕様の相談段階からでもお気軽にお問い合わせください。

精密加工技術の関連コラム

エンコーダ製作を支える微細加工・刻印技術については、以下のコラムもあわせてご覧ください。

精密薄板レーザ加工とは?ビーム径40μmで何ができるか

目盛り板・スケールプレートの製作

まとめ

エンコーダ用の円板・スケールは、パターンの精度がそのまま製品性能に直結する部品です。富山プレートでは、ビーム径40μmのファイバーレーザによる超微細加工と、高解像度・高耐候性のメタルフォトを組み合わせ、精密なアルミ製エンコーダを1枚からオーダーメイドで製作しています。

「この精度で加工できるところが見つからない」とお困りの設計者・調達担当者の方は、富山県上市町の富山プレートまでお気軽にご相談ください。

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