技術コラム Column
支給材へのレーザ刻印対応 自社部品に直接マーキングする方法

支給材へのレーザ刻印対応:自社部品に直接マーキングする方法
「銘板を別途貼り付けるスペースがない」「ラベルが油で剥がれてしまう」——そんなお悩みに応えるのが、お客様の部材をお預かりして直接刻印する「支給材対応レーザマーキング」です。銘板の製作だけでなく、持ち込み素材への刻印にも対応している富山プレートの技術について、仕組みと活用事例をご紹介します。
目次
- 支給材対応レーザマーキングとは
- レーザマーキングの3つの方式
- 対応できる素材と刻印内容
- 銘板・ラベルとの違い
- こんな用途・業種におすすめ
- 依頼の流れ
1. 支給材対応レーザマーキングとは
支給材対応とは、お客様がすでにお持ちの部品・部材をお預かりし、そこへ直接レーザで文字・番号・QRコードなどを刻印するサービスです。富山プレートでは銘板の製作だけでなく、この「持ち込み素材への刻印」にも対応しています。
銘板を別途製作して取り付ける必要がなく、部品そのものに直接印字できるため、スペースの制約がある箇所や、剥がれ・汚れが心配な環境でも確実にマーキングできます。
2. レーザマーキングの3つの方式
レーザマーキングには素材や用途に応じた3つの方式があります。
- 印刷面剥離:対象物の表面の塗装などを剥離し、素材色とのコントラストで印字する方法。塗装面のある部品に有効。
- 表面層剥離(刻印):対象物の表面を削り、文字などを彫り込む方法。一般的に「刻印」と呼ばれる技術で、深さのある印字が可能。
- 発色:レーザ光によって表面を酸化・変色させる方法。ステンレスへの黒色マーキングなどに使用。素材へのダメージが少ない。
また、素材によってはレーザエッチング後にインクを充填することで、視認性をさらに高めることもできます。
3. 対応できる素材と刻印内容
富山プレートのレーザマーキングは多様な素材に対応しています。
- 対応素材:ステンレス、鉄、アルミ、真鍮、銅、アクリル・塩ビなどの樹脂、木材(杉など)、タイルなど
- 刻印できる内容:文字・数字、品番・シリアル番号、ON/OFFなどの電源表示、目盛り・スケール、QRコード・バーコード、ロゴ・図面データ
ナットのような小さな部品や、曲面のある部材へも対応可能です。また、ステンレスへの刻印では滲みなく鮮明に印字できます。
4. 銘板・ラベルとの違い
銘板やラベルを貼り付ける方法と比べて、直接刻印には次のようなメリットがあります。
- 剥がれ・脱落がない:接着剤やシールを使わないため、油・水・薬品・振動のある環境でも印字が消えない
- 省スペース:銘板を取り付けるスペースが不要。小さな部品にも対応できる
- 後工程対応:製造ラインの後工程で製造番号や検査日などを追記できる
- コスト削減:銘板の製作・在庫・貼り付け工数が不要になるケースがある
5. こんな用途・業種におすすめ
- 工作機械・産業機器メーカー:部品への品番・製造番号刻印、パネルへのON/OFF表示
- 製造ライン管理:トレーサビリティ用のQRコード・バーコードを部品へ直接刻印
- 測量・計測機器:目盛りやスケールを支給材へ高精度に刻印
- 船舶・鉄道関連:振動・油気のある環境でも消えない恒久的な刻印
- 制御盤メーカー:パネル面への文字・番号・スイッチ表示の直接マーキング
6. 依頼の流れ
支給材への刻印依頼は、以下の流れでスムーズに進められます。
- 刻印内容・素材・数量をご連絡ください(メール・電話どちらでも可)
- お見積もりをご提示します
- ご承認後、部材をお送りいただくか持ち込みにてお預かりします
- 刻印完了後、検品のうえ納品いたします
まずはサンプル刻印でご確認いただくことも可能です。お気軽にご相談ください。