樹脂銘板の使用用途と素材特性







樹脂銘板の使用用途と素材特性|株式会社富山プレート


樹脂銘板の使用用途と素材特性|株式会社富山プレート

目次

  1. 樹脂銘板とは
  2. 主な素材と特性
  3. 標準仕様の目安
  4. 表示方式(印字・加飾)
  5. 取付方法
  6. 金属銘板との比較
  7. 樹脂銘板の使用用途(導入事例)
  8. 設計と発注のチェックリスト
  9. 失敗しがちなポイント
  10. まとめと結論
  11. この記事の要点
  12. お問い合わせ

樹脂銘板とは

樹脂銘板は、金属銘板の代替として軽量で低コスト、加工自由度に優れた表示板です。名札、工業銘板、アクリル製プレートなど幅広い用途に対応します。操作パネルや注意喚起表示、QRコードやシリアル番号の表記に用いられ、屋内から短期屋外まで幅広く採用されています。

主な素材と特性

  • ポリカーボネート(PC):耐衝撃・耐熱性に優れ操作パネルに最適
  • アクリル(PMMA):発色が良く意匠性に優れる
  • PET:薄物用途に強く、耐薬品性・寸法安定性に優れる
  • PVC:加工容易で低コスト、屋外用途は注意が必要
  • POM・PA:機械的強度が求められるタグ向け
  • PEEK・PPS:高温用途に適した特殊素材

標準仕様の目安

  • 厚み:0.2〜2.0mm
  • 耐熱温度:60〜120℃
  • 難燃性:UL94 V-0/V-2対応
  • 環境対応:RoHS/REACH準拠

表示方式(印字・加飾)

  • UVインクジェット:少量多品種・可変情報に最適
  • シルクスクリーン:量産向け、耐久性に優れる
  • サーマル転写:バーコードや連番印字に使用
  • レーザーマーキング:消えにくい印字を実現
  • 裏刷り印刷:耐摩耗性を確保、操作パネルに活用

取付方法

  • 両面テープ(アクリル系・耐熱耐候タイプ)
  • ビス止め/リベット
  • はめ込み/スナップイン方式

金属銘板との比較

樹脂銘板のメリットは、軽量性、自由なデザイン表現、低コスト、電気絶縁性などです。一方で、長期屋外や高温環境下では金属銘板の方が優れています。

樹脂銘板の使用用途(導入事例)

  1. 産業機械の操作パネルオーバーレイ(PC裏刷り)
  2. 電気制御盤の定格プレート(PET/PC)
  3. 医療・食品設備の洗浄耐性ラベル(PET)
  4. 屋外筐体の短期サイン(アクリル/PC)
  5. 資産管理タグ(POM/PA)
  6. 工場内配管の識別プレート(PVC/PP)

設計と発注のチェックリスト

  • 設置環境や耐候性の確認
  • 使用寿命の見積り
  • 表示内容(言語・QRコード・文字サイズ)
  • 材質や厚み、取付方法の適合確認
  • 規制適合(UL94、RoHS、REACH)

失敗しがちなポイント

  • 粉体塗装面で両面テープが密着しない
  • アルコール拭き取りで印字が薄れる
  • 屋外長期で退色が進行
  • 小径Rで角の剥がれが発生

まとめと結論

樹脂銘板は、軽量で加工自由度が高く、幅広い業界で使用されています。用途に応じた素材や加工方法を選ぶことで、耐久性やデザイン性に優れた製品が実現できます。工業銘板やアクリル製名札の導入を検討中の方は、まずは専門メーカーにご相談ください。

この記事の要点

  • 樹脂銘板は軽量でコストパフォーマンスに優れる
  • アクリルやPCなど素材ごとに特徴が異なる
  • UV印刷やレーザー加工で多様な表現が可能
  • 屋外用途では耐候性や金属化を検討する必要あり
  • 富山プレートでは多様な銘板製作に対応

樹脂銘板や工業銘板、アクリル製名札に関するご相談はこちらからどうぞ。

お問い合わせはこちら

株式会社富山プレート

〒930-0363 富山県中新川郡上市町和合31-1

Tel:076-472-3422 Fax:076-472-3461

ホームページ: https://www.t-pla.co.jp/


お問合せ お問合せ