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銘板印刷の最新技術|メタルフォトとUV印刷で広がる可能性

銘板印刷の最新技術|メタルフォトとUV印刷で広がる可能性
目次
- 印刷で作る銘板の基本
- メタルフォト方式
- UV印刷方式
- 他方式との比較と使い分け
- 製作時の注意点
- 富山プレートの設備と対応力
- まとめと今後の展望
- この記事の要点
印刷で作る銘板の基本
銘板を印刷で製作する方法は、金属や樹脂板の表面にインクや特殊層を形成し、文字・図柄・バーコード・QRコードを表現するものです。レーザー加工やエッチングに比べ、印刷はデザインの自由度やフルカラー表現に優れ、短納期対応にも適しています。
特に工業銘板や金属銘板の分野では、耐久性とデザイン性の両立が求められます。アルミや真鍮、SUSなど素材の特性を活かした印刷手法を選ぶことが重要です。
メタルフォト方式
仕組み
アルミニウムの表面に銀粒子を含む感光層を形成し、写真のように露光・現像して画像を金属内部に封じ込めます。その後、透明なアルマイト層で保護することで、薬品や傷から印字を守ります。
特長・優位性
- 屋外や海辺でも数十年耐える耐候性・耐薬品性
- 写真や微細なQRコードを再現できる高精細性
- インクを使用しない衛生的で剥離しない印字
活用例
- 機械や設備の長期耐久銘板
- 船舶や航空機の部品管理プレート
- 工場や研究施設の危険表示や配線図
UV印刷方式
仕組み
UV硬化型インクを用いて直接金属や樹脂にフルカラー印刷し、紫外線で瞬時に硬化させる方式です。版が不要で、小ロットや短納期に適しています。
特長・優位性
- 写真やグラデーション表現が可能なフルカラー印刷
- 一枚からでも対応できる小ロット・短納期性
- 曲面や厚みのある素材にも対応可能な高いカスタマイズ性
活用例
- 企業ロゴや写真入りのデザイン銘板
- 操作パネルや家電製品のフルカラーメンブレン
- 記念品やギフト用プレート、サインボード
他方式との比較と使い分け
方式 | 強み | 弱み | 代表用途 |
---|---|---|---|
メタルフォト | 高耐久性、細線再現 | 色数制限あり(モノクロ調) | 工業銘板、屋外プレート、航空宇宙 |
UV印刷 | フルカラー、短納期、小ロット対応 | 屋外長期では紫外線劣化に注意 | デザイン性重視、室内銘板 |
シルク印刷 | 大量生産向き、色の再現性 | 版が必要、小ロットに不向き | 工場標識、大量銘板 |
製作時の注意点
- 使用環境:屋外・薬品・高温など条件に合わせて素材と印刷方法を選択
- 下地処理:金属面の脱脂・研磨を行い、密着性と耐久性を向上
- データ精度:バーコードやQRコードは印字後の読み取り確認が必須
富山プレートの設備と対応力
株式会社富山プレートは、メタルフォト製造設備とUV印刷機を備え、用途に応じた最適な銘板印刷を提案しています。
- メタルフォト:耐候性25年以上の高耐久アルミ銘板を製造可能
- UV印刷:立体素材や小ロットに対応するローランド製UVプリンタを導入
- 多素材対応:アルミ、真鍮、SUS、樹脂など幅広い素材で実績
工業銘板や設備ラベルはもちろん、デザイン性を重視した記念プレートや販促品まで、一貫して対応できます。
まとめと今後の展望
銘板印刷は、用途に応じてメタルフォトとUV印刷を使い分けることで、耐久性とデザイン性を両立できます。屋外の過酷な環境で長期使用される工業銘板から、室内用のフルカラー銘板まで、幅広いニーズに応える技術です。
富山プレートは両方式の設備を自社に備え、用途に応じた最適解を提供します。耐久性と意匠性を両立した銘板をご検討の方は、ぜひご相談ください。
この記事の要点
- 銘板印刷には「メタルフォト」と「UV印刷」が主流
- メタルフォトは工業銘板に最適、UV印刷はデザイン銘板に強み
- 富山プレートはアルミ・真鍮・SUS・樹脂に対応可能
- 用途に応じた印刷方式の選択が品質とコストの最適化につながる