お知らせ News
レーザーマーキングで進化する工業銘板|アルミ・真鍮・SUS対応の高精度加工

レーザーマーキングで進化する工業銘板|アルミ・真鍮・SUS対応の高精度加工
目次
- レーザーマーキングとは
- レーザーマーキングの仕組み
- 工業銘板での活用事例
- 素材別の特性とメリット(アルミ・真鍮・SUS)
- 金属銘板以外の幅広い用途
- 導入時の注意点と品質設計のポイント
- 富山プレートのレーザーマーキング設備
- 実績紹介:工業銘板からデザイン製品まで
- まとめと今後の展望
- この記事の要点
レーザーマーキングとは
レーザーマーキングは、レーザー光を材料表面に照射し、文字やロゴ、シリアル番号、二次元コードを直接刻印・印字する技術です。インクや薬剤を使わないため環境負荷が少なく、摩耗や腐食に強い印字を実現します。
特に工業銘板や金属銘板では、アルミ、真鍮、SUSといった素材に幅広く対応できる点が強みです。富山プレートは1973年の創業以来、金属銘板や工業プレートの製作に携わり、最新のレーザー加工機を導入して高精度なマーキングを行っています。
レーザーマーキングの仕組み
レーザー光を一点に集光し、瞬間的に高温を発生させて素材の表面を蒸発(アブレーション)や酸化で加工します。方式には以下があります。
- ファイバーレーザー:金属への高精度マーキングに最適。アルミ、真鍮、SUSに対応。
- CO₂レーザー:樹脂、木材、ガラスなど非金属素材に対応。
富山プレートは、キーエンス製「MD-X2520」やトロテック製ファイバーレーザーなどを導入し、多様な金属と非金属に対応可能です。
工業銘板での活用事例
- 産業用銘板:シリアルナンバーやQRコードを直接刻印し長期視認性を確保。
- 医療機器・食品機器:滅菌や薬品洗浄に耐えるロット番号や日付印字。
- 電子部品・自動車部品:小型部品の識別やトレーサビリティ確保。
- ギフト・アクセサリー:名入れやオリジナルデザイン刻印。
- 日用品・販促品:スマホケースやタンブラーへのパーソナライズ刻印。
素材別の特性とメリット(アルミ・真鍮・SUS)
- アルミ銘板:軽量で加工性に優れ、視認性向上のためインク充填も可能。
- 真鍮銘板:高級感ある仕上がりで長期的に美観を維持。
- SUS銘板:耐食性・耐熱性に優れ、黒色マーキングで視認性が向上。
金属銘板以外の幅広い用途
金属以外にもレーザーマーキングは幅広い素材に対応します。
- 樹脂銘板:配電盤や電気関連の短冊銘板やタイトル銘板。
- 木材・ガラス:ギフトや記念品への名入れ。
- 特殊素材:チタンや銅など高難度素材への対応も可能。
導入時の注意点と品質設計のポイント
- 素材ごとに最適条件を設定(出力やパルス幅)。
- 刻印深さと加工速度のバランスを考慮。
- レーザー光の安全対策(遮光カバーや保護メガネ)。
- 集塵機や排気装置の設置で環境対策。
- 連番・ロット番号の自動付与などデータ管理。
富山プレートのレーザーマーキング設備
- キーエンス MD-X2520(2021年導入)
- トロテック ファイバーレーザー加工機
- コムネット Spirit40(樹脂加工対応)
- trotec Speedy400FLEXX(CO₂/ファイバー切替式)
実績紹介:工業銘板からデザイン製品まで
- 工業銘板(社名板・名札・金属銘板・樹脂銘板)
- 配電盤関連銘板(短冊銘板・タイトル銘板)
- 公共交通機関用プレート
- 高級オーディオパネル刻印
- 贈答記念銘板、墓石用プレート
- QRコード銘板、データマトリクス刻印
まとめと今後の展望
レーザーマーキングは高精度・高耐久・環境配慮に優れた加工方法であり、工業銘板や金属銘板の分野で必須の技術です。富山プレートは最新設備と長年の実績に基づき、多様な素材に最適なマーキングを提供しています。トレーサビリティやデザイン性を強化したい企業に最適なパートナーです。
この記事の要点
- レーザーマーキングは非接触で高精度な印字が可能
- アルミ・真鍮・SUS対応で工業銘板に最適
- 富山プレートは最新設備で多様なニーズに対応
- 導入時は条件設定と安全対策が重要
- 幅広い用途に応用できる加工技術