株式会社富山プレート

2025.06.12 コラム

金属銘板の加工を極める！アルミ・真鍮・ステンレス対応の工業銘板製作ガイド

金属銘板の加工技術大全｜アルミ・真鍮・ステンレスに対応する工業銘板の選び方と製作のポイント

目次
1. 金属銘板とは？役割と用途
2. 銘板に使われる主要素材と特性
3. 金属銘板の加工方法の種類と特徴
4. 腐食エッチングとレーザーエッチングの違いと選び方
5. 富山プレートが選ばれる理由
6. 多様な使用例とオーダー事例
7. 高精度な加工設備のご紹介
8. お問い合わせ・お見積りの流れ
9. まとめ
10. 記事の要点

1. 金属銘板とは？役割と用途

金属銘板は、工業製品や建築物、機械、公共インフラなどの現場で不可欠なパーツです。製品名や型式、仕様情報、使用上の注意事項などを記載することで、使用者に正確な情報を伝え、事故防止やメンテナンス効率の向上に貢献します。また、ブランドロゴや企業名などを印字することで、製品の信頼性やデザイン性を高める役割も担っています。

2. 銘板に使われる主要素材と特性

金属銘板に使用される素材には主にアルミニウム、真鍮、ステンレスの3種類があります。それぞれの特徴を理解することが最適な素材選定に繋がります。

アルミニウム: 軽量で錆びにくく、アルマイト処理やメタルフォト印刷が可能。レーザーマーキングにも適しており、細かい表現に向いています。

真鍮: 高級感があり、装飾性に優れます。腐食しやすいためクリア塗装での保護が必須。刻印や印刷、エッチングが可能です。

ステンレス: 耐久性と耐腐食性に優れ、屋外や高温多湿の環境に最適。腐食エッチングやレーザーによる黒色マーキングが可能です。

3. 金属銘板の加工方法の種類と特徴

銘板の加工法は多岐にわたり、それぞれが素材や用途に応じて使い分けられます。富山プレートでは以下のような技術を駆使して高品質な銘板を製作しています。

アルマイト加工：耐候性に優れた酸化皮膜を形成し、色調の安定化も図れます。
メタルフォト：写真のような高精細な描写が可能で、耐候性にも優れます。
腐食エッチング：薬品により金属表面を腐食させて文字や図形を彫刻します。深掘りが可能で、インク充填にも対応。
レーザーエッチング：レーザー光で金属を微細に彫刻。高精度かつ非接触で繊細な表現が可能。
UV印刷：紫外線硬化型インクでフルカラー対応。屋外での色落ちにも強く、企業ロゴなどの再現に最適です。

4. 腐食エッチングとレーザーエッチングの違いと選び方

腐食エッチングは、金属を薬品で腐食させて彫刻する技術で、深い凹部を形成するのに適しています。視認性を高めるためにインクを充填することも可能です。耐久性に優れ、長期間使用される機器銘板などに好まれます。

レーザーエッチングは、高速かつ高精度で金属表面に彫刻を施す技術です。0.01mmの薄板にも対応でき、精密な形状の再現が可能。非接触で加工するため、素材への負担も少なく、柔軟なデザイン対応が可能です。

5. 富山プレートが選ばれる理由

1973年創業の株式会社富山プレートは、精密薄板加工に特化した技術力と、短納期・小ロット対応により多くの企業から信頼を得ています。以下のような点が支持される理由です。

板厚0.01mm～2mmに対応する微細加工技術
アルミ、真鍮、ステンレスなどの多様な素材に対応
ファイバーレーザーやUV印刷などの先端設備を完備
用途に応じた加工提案力と柔軟な対応力
PL法対応の警告ラベルなど、特殊な要望にも対応

6. 多様な使用例とオーダー事例

富山プレートでは多彩な銘板製作実績があります。以下のような製品が製作可能です。

配電盤用タイトル銘板・短冊銘板
工業用警告・安全表示プレート
企業ロゴ入りのブランドプレート
学校用名札、企業用IDプレート
QRコード付きの識別用銘板
墓石銘板、贈答用記念プレート
鉄道・バス向けの表示板

7. 高精度な加工設備のご紹介

富山プレートでは最新鋭の設備を用い、精密な加工を実現しています。

澁谷工業 SPF2305A ファイバーレーザー：ビーム径40μで微細加工に対応
キーエンス MD-X2520：3次元制御で非鉄金属への高精度マーキング
ローランド LEF20：立体物へのUV印刷
画像測定機：±0.1μの測定精度
その他：NCルーター、ラミネーター、カッティングプロッターなど

8. お問い合わせ・お見積りの流れ

初めての方でも安心のサポート体制を整えています。

用途・素材・サイズなどをフォームから送信
担当者がヒアリング後にご提案
お見積りと納期をご提示
製作開始〜納品

お問合せ・見積はこちら

9. まとめ

金属銘板は素材や環境に応じた加工方法を選定することが品質と耐久性の鍵です。腐食エッチングやレーザーエッチング、UV印刷などを駆使して、高精度かつ高機能な銘板を提供する富山プレートは、業界を問わず多くの課題を解決できるパートナーとして信頼されています。

10. 記事の要点

金属銘板は表示・識別の重要パーツ
素材ごとに適した加工方法がある
腐食エッチングは深彫り・インク充填向き
レーザーエッチングは精密・非接触加工が得意
富山プレートは小ロット・短納期にも対応